モーダルシフト

地球にやさしい海上輸送

トラックによる幹線貨物輸送を、「地球に優しく、大量輸送が可能な海運または鉄道に転換」することをいいます。

地球温暖化防止対策の柱

1997年(平成9年)の京都会議で、地球温暖化対策としてCO2(二酸化炭素)を1990年に比べ2008年から2012年までの期間中に、6%削減することが決まりました。また2012年以降のポスト京都議定書期間に対してわが国は、全ての主要参加国による国際的枠組みの構築を前提に、2020年に1990年比で25%削減する目標を呈示しています。 運輸部門のCO2排出量は日本全体の約2割ですが、そのうち約9割を自動車が占めています。このため、国土交通省ではCO2削減に向けてさまざまな取り組みを行っていますが、その一つがモーダルシフトです。

海運へのモーダルシフト

国内貨物輸送は、地球温暖化などの環境問題が指摘されており、CO2の排出が少なくエネルギー効率のよい海運へのモーダルシフトが求められています。その受け皿として、コンテナ船・フェリー・RORO船は重要な役割を担っています。 当社は、モーダルシフトによる海上輸送の推進が求められていることに対応して、これまでの実績と経験とで築きあげた輸送網を最大限に活用して、従来からの内航フィーダー輸送に加え、コンテナ化による国内貨物海上輸送(動脈物流)や、今後ますます増大するコンテナによるリサイクル輸送(静脈物流)など、新しい業域の拡大に取り組んでいます。

重量1トンの貨物を1km運ぶ際のCO2排出量を比べると、船舶では約0.038kg、トラックでは約0.232kgであり、海上輸送は陸上輸送の約1/6です。
(数値は国土交通省データ 2017年度より)

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